
毎度ありがとうございます。
アサヒエナジーA重油担当の石田徳彦でございます。
渓流釣りとお酒をこよなく愛してやみません。
今回は、2週間余り休業され、煙突と檜風呂を改修された、京都市北区紫野の京都を代表する
船岡温泉様の紹介をさせて頂きます。
大正12年料理旅館の船岡楼が発祥となり、昭和8年に電気風呂を導入し昭和22年に船岡温泉として
本格的に営業されました。
東京足立区の大黒湯が東の横綱ならば西の横綱は京都市北区の船岡温泉と誉れ高い温泉であります。
先ずは船岡温泉の脱衣場に進みますと、とても立派な鞍馬天狗と牛若丸の出会い、
男女仕切欄間には、昭和7年に勃発した上海事変で戦死された、肉弾三勇士の彫り物が有ります。
現在では計り知れない価値のある貴重な物に間違いありません。
江戸後期から昭和初期に大阪泉州で社寺彫刻で名を馳せた「堺彫又」の作品と聞いております。
さらに壁面にはマジョリカタイルが張り巡らされおり、ヨーロッパ文化と古都を違和感なく落ち着きを感じます。

早速11月の文化の日に訪れ、改修された檜風呂に入浴してまいりました。
温めのお湯が心地よく、檜の香りに癒され、一日の疲れが
ゆっくりと溶ける様に消えていきます。
その後、サウナ・水風呂・露天風呂・檜風呂の3ローテーションで決まりです。整います。
その他に薬風呂や電気風呂、高温風呂も充実しております。
この日は休日とあって、観光客や外国人客が多数訪れて大変な賑わいでした。


船岡温泉様は無休営業ですが、昔に休業日を設けていた時に、たまたま来られた外国人客の落胆した姿を見て、一念発起し
無休にされたそうです。この思いやりには頭が下がります。
そんな船岡温泉様と取引させて頂いている我社も光栄であり誇りでもあります。
これも我社の社是「迅速・安全・丁寧」を実践継続してきた証左と自負しております。
これからも顧客満足度向上を目指し邁進して参ります。

現在、京都市内の銭湯は約108軒だそうですが、今年に3軒の銭湯が廃業されたと報道ありました。
とても残念です。
この銭湯文化を末永く後世に伝える為には、市民皆様の協力なくしては成り立ちません。
どうか週末一回でもご家族で近くの銭湯に行かれてみては如何でしょうか。
私が幼少期の銭湯は、情報交換のコミュニティでした。
ひとつの風呂桶を家族で使うのが日常でした、先に体を洗ったお父さんが「おーい、ここ置いとくで」と男湯と女湯の仕切の壁の上に風呂桶を置くのです。
それをまだ身体を洗っていないお母さんが受け取り洗うのです。日常茶飯事に行われていました。
こんな昭和な銭湯が再び訪れる日を自分も待っております。
ありがとうございました。